2020家具職人への道

2020年4月から技専攻へ通い 全く経験のないところから 家具工芸の技術を学びます

フラッシュ家具7

完成写真追記しました!

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しばらくの間、取手(つまみ)を空いている時間に作ることになっていたフラッシュ家具、本日手直しとウレタン塗装のハケ塗りが行われました。

#240のサンドペーパーで整えて塗装の着きをよくしたあと ハケで水性ウレタン フラット(ツヤなし)を塗りました。

その前に 横長の穴にビスどめしていたスライドレールが若干前に出ていたので ゲンノウで軽く打ちつけて押し込み ネジで固定しました。

ウレタン塗装はハケの後が残りやすく 垂れやすいので 出来るだけ塗装面を水平にして塗るのがベストで ハケは余分な塗料を落とした後 毛先に少し含ませゆっくりと端から始めるのを避けて 光によって塗料がよく見えるところで作業し、 かすれないように かすれる前に塗料を付け足して 塗りました。

翌日 1度目の塗装の後 #320より細かいサンドペーパーでざらつきをおさえた後、2度目の塗装をしました。

若干とタレと 付着物があったものの 、軽くペーパーをして、さいど部分的に補足の塗装をして塗装は完了しました。

後は取手(つまみ)を完成させて取り付ければ完成です。

学校について

2020年4月から失業給付を頂きながら家具作りの訓練校に通わせて頂いています。

全国的に家具作りの訓練校がなくなってきたのは 就職率が下がったためだと聞いています なので通っている学校では就職と自営を目指すカリキュラムに取り組んでいます。

私が入る前に知りたかったのは 卒業すれば自営出来るか?という点でした。

今のクラスは20名のうち 自営が決定しているのは 5名  その方達は 一級建築士だったり MBAの資格を持っていて土地もある方、 退職金をお持ちの方など。この他にだいたい自営かなという方が3名  (主婦の方 年金をもらってる方 退職金のある方)。

20代30代40代はおおむね就職。卒業後に就職先で技術を磨いてお金を貯めてから独立という考えの方もいらっしゃいます。カリキュラムの中に職場実習があり その時にお世話になったところで働くことが多いようです。

過去の卒業生の中には飛び抜けた技術の持ち主であった方が大成していたり。基礎はできているので 学校ではぱっとしなくても就職先で活躍されていたり  好きなものを追求して作家になられた方などみなさんご活躍されています。

 

クッション

椅子張りの会社を訪問した際にクッションの中身とIKEAの生地を頂いたのでクッションカバーを作ってみました!

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コンシールファスナーをミシンがけするという難題に立ち向かったのでせっかく作ったパイピングなのにすっかり忘れていました 笑笑

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2021年3月に卒業するまでに 進路を考える。

 

 

再開して頂いた職場実習

拭き漆の3回目と4回目をさせて頂きました。

3回目に入る前にペーパーヤスリ#800でととのえ、4回目の前にはペーパーの裏側で整えました。

3回目、4回目の塗りには ホコリのでない100均で売っているリキッドファンデーション用のパフを使いました。

漆をだんだん薄くするとか 最後は塗ったまま拭き取らずに乾燥させる方法もあるそうだけれど 今回はケーク紙で綺麗に拭き取って乾燥させました。

完成品は宅急便で送ってくれることに。大変お世話になりました。

 

フラッシュ家具6

⚪︎スライドちょうばんの取り付け

⚪︎引き出しづくり

⚪︎取手づくりは好みのものを

 

スライドちょうばんには

ダンパータイプとソフトクローズのものを一つずつ使用すると 丁度良い閉じ具合を調整出来るとのこと。

 

引き出しは みぞを作って底板をはめて 上には作業スペースとしての上板もミゾを掘ってスライド式にして ⚪︎穴を大きく開けて開閉する仕様に。

引き出しの正面には化粧板を取り付けるので重厚な出来栄えになる。

 

 

フラッシュ家具5

だいぶ作業も進んで 順番通りではないのですが、ウレタン塗装!

学校でシンナーの強いものは使えないとのことで、外部講師の方の作業所でウレタン塗装をさせてもらうことに。

塗装出来る段階まで作業が進んだ人だけが出来るのですが、私も練習で板に吹き付けさせてもらいました。

簡単そうに見えても まんべんなく吹き付けるには多少のコツが必要で、何度も吹き付けるので少し薄いかなぐらいを重ねることが綺麗に仕上がるコツだそうです。

 

かつて若かった20代の頃に 職業安定所(今のハローワーク)で 塗装工になりたいので 訓練を受けたいと申し出た際に "女の子はおらへんわ"と 断られたことを思い出す。。。

塗装に憧れてたんだよな〜エアースプレー気持ちいいでしょ〜笑笑

 

肝心な塗装作業は 下塗り 中塗り 上塗り

が基本だけれど、今回はサンディングシーラーをして上塗りを2、3回塗り重ねるというものでした。

 

ウォールナットを塗装すると色が濃くなりとても良い質感に仕上がっていました。